公立中高一貫落ちたところから始まるブログ。

ムスメ1が公立中高一貫落ちました。高校受験はがんばってほしいです。下に二人も控えてます。受験話+海のある町に住む家族の日常を綴りたいと思います。

大学入学共通テスト2021の衝撃。

こんにちは。職場で幕の内弁当を食べる機会があり、「幕の内って言ったら、デンプシーロールだよねー」と言っても誰にも理解してもらえない哀しきアラフォーの今日この頃です。

 

ところで、もう1か月は前になりますが、センター試験から変わった「大学入学共通テスト」がありまして、仕事にも関係あるので、一応解いてみました。大学入学共通テストのリーディング問題。

 

解いてみて、衝撃的でした。

 

「これ、ほぼTOEICじゃね?」

 

何しろ、発音・アクセント問題も、整序作文問題も、文法・語法の知識を用いた短文の空所補充問題も、1問もありませぬ。

 

あるのは、「これ、鬼のようにwpm(1分間に読める単語数)必要じゃね?」と思えるくらい、ひたすら長文、長文、長文を読んで問題を解いていく、その膨大な作業量!

 

そしてその超長文の内容も、従来のセンター試験のような、

 

明解な文法・語法の知識に基づく緻密な「論理力」も

難解な内容を読み解く「英文読解力」も

 

必要なく、必要なのはただ、

 

必要な情報がどこにあるのかを探す情報検索力、

SNSのテキストメッセージ、英文の広告、英語でのプレゼン、英語圏の大学生の教授とのe-mailとのやりとりなど、実際の使用場面に即した英語を読み取る「生きる力」、

膨大な英文を限られた時間で読む「速読力」

 

みたいなテストになってます。まあ、従来のセンター試験からは随分遠いところにきたなあ、と思わざるを得ません。

 

そう思うと、中学受験の話でいうと、「この学校は、6年後にこの試験に対応する力を子どもにつけてくれるのか?」という視座の学校選びも、必要になってくるかと思います。古びた英語参考書で十年一日のごとくの文法・語法の指導や、英文学を読ませるような文法訳読では話にならない(←ただ私は古い人間ですので、このような指導法の方が実は好きなのですが)。学校選び、色々考えなければならないので、本当に難しいですね。

 

※ ↑の視点で考えると、横浜市立南高校附属中学の5round指導は、なかなかイイのではないか、と思います。実践的な英語力がつきそう。

※ ↑のように書いたとはいえ、共通テストやTOEICのようなタイプのテストに取り組むにあたり、英語力の底支えとなる、英語の語彙力、文法・語法の力は勿論必要です。