公立中高一貫落ちたところから始まるブログ。

ムスメ1が公立中高一貫落ちました。高校受験はがんばってほしいです。下に二人も控えてます。受験話+海のある町に住む家族の日常を綴りたいと思います。

せとか高校受験への道。

2023年高校受験、姉せとか版です。

高校受験から半年がすぎ、さすがに需要もないだろうが・・・。

備忘録として書いておきます。

しかし、備忘録としても、自分自身かなり忘れちゃってるんだな、これが・・・。

しかし、当時の煩悶の日々も、こんなにも忘れるんだなーって事実自体が、受験生の親御さんにとっては励みになるかもです!受験生の親御様たち!がんばってくださいね!辛いのも苦しいのも、あっという間に過去になって、忘却の彼方へ去りますよ!「愛しき日々」とまではさすがに、まだ言えないけどね。

さて、本題です。

 

2学期末。内申判明。吹っ切れた日々。

2学期末に、受験に関係する最終内申が判明しました。いやあ悪かった。

ざっくり言うと、主要五教科ほぼオール5、実技4科ほぼオール3くらい。←神奈川県立トップ校を受ける層としては信じられないくらい悪い数字。志望校内順位でも、内申順位は下に数人しかいなかった

さすがに、判明した当初はショックで、主要五教科で4がついた科目は、2回の定期テスト平均が89点だったこともあり、これなら5頂戴よ、と中学校に怒り心頭だったです。

でも、数日考えて、逆に内申低くてよかったのでは?と思い始めました。理由は、神奈川県立最高峰をすっぱり思い切れたこと。

神奈川県の高校受験の制度であれば、内申低くても受かるんですよ。内申無関係の2次選考10%枠があるので。

塾の資料でも、内申関わる1次選考と、内申無関係の2次選考の推定合格最低点はほとんど変わらないし。

でも、内申で、①五教科オール5を取れなかったこと ②実技の内申が低かったこと これらは、娘の能力のありかたを如実に示す情報です。

オール5近くを、この土壇場、最終コーナー回ったところで確実に取りきってくるお子さんたちと同じ土俵で勝負するのは、ちょっと大変だわ。

てなわけで、早い段階で諦めがついて、逆に良かった、と思いました。なまじっか良い内申が取れちゃった方が大変だったかもね。

もとから、S嵐特訓は一応行ってたが、親にも本人にもさほどの思い入れはなく、最高峰に行った/行かせた、という本人と親の見得がある、程度のものではありました。

 

1月。決定の日々。

娘②の中学受験と並行して、下記の通りせとかの受験校ラインナップを決めました。

 

1.私立A校(偏差66―70)。オープン入試 → 内申が低かったせいで、家から遠い学校しか併願確約を取れなかった。なので比較的家から近いA校を駄目元で受けようと思いました。

2.私立B校(偏差69)。併願確約校。いい学校だけど家から遠かった。書類選考だけで行けるが、より上位のクラスでの合格を目指して入試を受けるという手もありました。↑のA校を受験するので、うちはしなかった。

3.国立C校(偏差77)。5教科型の試験の練習のため。ノー対策および、国立は内申が換算されるので、合格はほぼ無理だと思っていたが、あわよくば繰り上げにひっかからないかな、という期待もあった。

4.県立D校(偏差70―75)。第一志望。神奈川の進学重点校、湘南柏陽川和厚木のどれかです。

 

塾の直前特訓も始まり、粛々と勉強してました。

2月上旬。中学受験の怒涛と高校受験の弛緩の日々。

前回書いたように、中学受験は阿鼻叫喚の日々ですよ。

しかし、それに比べると、高校受験って、そこまで二人三脚感はないんですよ。中学受験は、模試でも日特でも受験でも、必ず親が送迎しますが、高校受験だと、遠方の特訓会場、都内の受験校であっても子どもに一人で行かせるもんね。

だもんで、中学受験が終わると妙に暇な瞬間が訪れ、凪の日々を過ごしていました。その後の嵐をつゆ知らず。

 

2月下旬。自責と感情振れ幅最大の日々。

そんなこんなで迎えた受験本番。

本番は、以外なことに、中学受験よりも100倍辛かったです。

人生で一番辛かった日々だと断言できます。

 

その理由は、県立高校受験は、発表まで2週間と長いんです。

その間に、私立やらの不合格の現実を突きつけられ、いやってほどの情報に晒され続けるんです。

 

まずは、私立国立の不合格。

まあ、対策していないし、国立に関しては内申も低いしであたりまえです。

 

そして、県立高校受験者の当日の倍率やら得点情報。

県内最大の高校受験者を擁し、情報の精度が高いS塾の情報によると、せとかの得点(自己採点)は、

 

・五教科得点 → S塾内のせとか志望校受験者の平均より若干低い。

・特色検査(←神奈川県の上位校は、科目横断型の特色検査という6教科目を設けている)得点 → S塾内のせとか志望校受験者の平均より若干高い。

 

という結果でした。

要は、「全員合格ライン」→この得点だと、内申や面接に関わりなく全員が合格している に居たらなかった。ここから、私の心の修羅の2週間が始まります。

 

いつもは割と精神が安定していて、精神に深みはないがなんとかなるさの私ですが、この時期は本当に病んでいた。ぐるぐる考えていたことは、

・なんで、県立高校の合格さえも危ういんだろう?せとかは、県立最高峰こそ届かなかったけれど、その下には十分届く力はあったはずなのに。

私にもっとできることがあったんじゃないか。中学受験にかまけすぎだったんじゃないのか。

・なんで、無理目の私立国立を受けさせたんだろう?なんで、それらに落ちることを想定してあげなかったんだろう。なんで、「併願確約校しか受からなかった子」になりそうな未来しか用意してあげられなかったんだろう?

実力ある子なのに。良い子なのに。「併願確約校でリベンジを誓う3年間」しか用意できないのはなんでなんだろう。

・せとかごめん。どうやって償えばいいのか。本当にごめん。

 

しかし、今になって言えるのは(当時もうすうすは感じてたが)、↑までの悲劇のヒロインになる必要は全く!なかったってことでね。

冷静に考えると、せとか志望校の受験者全体平均点より、S塾の受験者平均点の方が若干高いので、そこを加味すると、せとかは受験生全体の平均すれっすれか、若干上の立ち位置です。

志望校の倍率は2倍切ってるので、平均ど真ん中ならさすがに受かります。

とかは、当時の闇メンタルでもさすがにわかったんですけど、でも、「マークミスがあったかも」「記述問題やらかしたかも」とか思って、どんなときも良く眠れる私もさすがに不眠、心が休まらなかったです。

 

合格発表。光あれ。

そんなこんなで心の地獄の2週間をすごし、迎えた合格発表。

職場でそのときを迎えました。

神奈川県立高校はオンライン発表。

神奈川県立高校全受験生と、その親が一斉にアクセスするため、なかなかつながりません。

10分。15分。

やっとつながった!

 

「選考試験の結果 あなたは〇〇高校全日制課程に 合格 となりました」

 

スマホでその画面を確認したと同時に、せとかからの同じ画面のスクショがラインで届きました。

 

神さまありがとう。

せとかありがとう。

せとか、よかったねえ。

 

これにて、公立中高一貫校を落ちた時から続いてきた、せとかの物語は、いったん終了となりました。

めでたしめでたしで!