【高校受験シリーズ】地元公立中学校に行くということ。前編
大変に間があいてしまいましたが、高校受験シリーズ第二弾「地元公立中学校に行くということ」を書きたいと思います。
前にも書いたと思いますが、前提として、
「(国私立・公立)中高一貫校 > 地元公立中学校」 → お金と子どもの多大な努力の対価として得られる中高一貫校の教育環境が、地元公立のそれより良いのは当然。
「何が何でも地元公立」ではない → 地元公立中学校が荒れていたり人間関係が悪かったりと劣悪な環境なら、中受して逃すべき。
うちも一応中受家庭ですから、上記の認識は当然あります。
それでは何のためにこの記事を書くのか?ということですが、いいたいことは極めてシンプルで、
「地元公立中行った先にだって、子どもの幸せはあるのよ」
巷で言われるように、「公立中は地獄」「公立に行ったら終わり」じゃないのよ。それだけです。
前編のこの記事は、地元公立に子どもを通わせてみてわかった、「地元公立、なかなかいいよー」です。では行きます。
1.地元公立中学校で良かったこと。近い。
地元公立中学校は、シンプルに、近くて良い。
娘①のせとかは、「走りゃ、ものの5分よ」と豪語します。
「近い」ってすごくいい。
部活が終わって帰宅してもまだ時間と余力がある。せとかの場合、好きな絵をずーっと書いています。親ばかですけど、中学校に上がってから、すごく絵がうまくなった。
試験で半ドンの日も、試験終わってさっさと帰宅して、ゴハン食べて勉強してます。
しかし、「近い」って、うちのようなインドアゆる部活系じゃなくって、部活ガチ勢により恩恵がある気がします。
遠くの中高一貫校に通う場合、早起きして電車に乗って1時間とか掛けて学校に行き、勉強と部活をこなし、くたくたになって帰宅する。体力ない子にはすごく負担だし、朝練とか、弁当作るお母さんは何時起きだよ、っていう・・・。
職場で、遠方の名門私立にお子さんを通わせてる同僚がいますが、お子さんサッカー部で骨折。満員電車で1時間半通学とても無理ということで、奥様が車で学校まで送迎したそうです。1か月間。
そのおうちは奥様がおうちにいたからできたけど、うちなら無理だなと思いました。
2.地元公立中学校で良かったこと。仲間たち。地元の力。
地元の幼馴染たちと一緒に、楽しく学校に行けていること。
娘の同級生なんて、オムツの頃からの付き合いで、我が子同然(と勝手に思ってる)。
我が子と虫取り網持って保育園の築山に駆けていった後ろ姿、卒園式で「おめでとう!」と声をかけたときの照れくさそうな顔、リレーで負けたときの泣きべそ、全部覚えています。
地元のコミュニティに「推し」の子も何人も居る。
たとえば、数年前、町内で有名な脚の早い子がいて、町内会の運動会でその子が走ると他の町内会は絶望、今でいうとカミラ・ワリエワ?みたいな子が居ました。
で、その子今どうしてるのかな?と周囲に聞いてみたら、なんと、今その子は親元を離れ、地方のスポーツ強豪高校に行ってる(本州ですらない!)。高校生大会の決勝戦がTV放映されるメジャースポーツで、その決勝戦に出てる強豪高校です。いやはや、いい意味でびっくりしました。
そんな風に、我が地元はなんの変哲もないただの地方都市ですけれど、そこから羽ばたく子がいて、それを支える地元の力があって、我が子もそのコミュニティの子である。
それは決して、軽視していいことではないと思います。
後編に続く。