公立中高一貫落ちたところから始まるブログ。

ムスメ1が公立中高一貫落ちました。高校受験はがんばってほしいです。下に二人も控えてます。受験話+海のある町に住む家族の日常を綴りたいと思います。

【中学受験】学校訪問レポ!神奈川の女子校編。

オープンキャンパス等で訪問した、5校の私立女子中高一貫校の学校訪問記録をまとめました。

優秀なお子さんの優秀な学校訪問記もすばらしいですが、うちのようなボリュームゾーンで受験を終えそうな子の学校訪問の記録も、誰かしらの参考になるんじゃないかしら。また、自身の備忘録になればと。

とは言え、記憶うすれまくってます(←使えねえ)。それに、訪問した学校まとめて書くってどうなの?1校1校きちんと書くのが、こういうののお作法じゃないの?とほほ。

でも、神奈川の女子校、どこもほんと素敵で、ユズと訪問した私も、とても楽しかったですよ~!

1.神奈川学園

<良かったところ>

① 学業中心の真面目な雰囲気。ユズは基本まじめな子なので、↓のような雰囲気は好印象だったようです。

・体験授業1コマ目は入試問題体験会 × 2コマ目5科の授業とガチ。部活の体験などが主な他校と一線を画していました。

・文化祭が、各クラスごとにテーマを決めて研究を行い展示をする「研究発表」。これも、模擬店などやる他校と一味違う真面目な雰囲気。

・私が興味を持ったのは、高1に沖縄、水俣四万十川、奈良京都、東北から1方面を選び、参加する「国内フィールドワーク」。ラインナップ面白い。

・もちろん海外研修もあり、中3での英検2級取得率も高い。

②アットホームな雰囲気。説明会では、先生と在校生・卒業生が登壇し、座談会のような形式で進んでいったのですが、座談会という形式のせいもあり、訪問した学校では最も先生と生徒の距離が近くあたたかいと感じました。なんでも、「2人担任制」を取り、生徒は毎日その二人の担任と交換日記をしているとのこと。学習記録やテストの振り返り、あるいは日々感じたことなどを生徒が綴り、担任の先生は毎日必ずコメントを返すという「My Diary」なるものらしい。ユニークな試みだし、だから教師と生徒の心の距離が近いのでしょう。

③立地!横浜駅徒歩10分というすごい立地、にもかかわらず堅実な雰囲気。校舎も新しくキレイ。なのに歴史ある伝統校。

2.鎌倉女学院

<良かったところ>

① 生徒さんのパフォーマンス。マンドリン部の演奏と、生徒さんの英語スピーチを聴きました。マンドリン、プロみたいな音色で、とても素敵でした!英語スピーチも、とても流暢、かつしっかり自分の意見を伝えていました。とても中学から英語を初めて学んだとは思えない、堂々のスピーチでした。

② 立地!歩いて由比ガ浜に行けるなんて、なんてまあ素敵!海街鎌倉も憧れすぎ。

③ 鎌女結び。乙女の園。鎌女の制服はセーラー服で、そこにスカーフを「鎌女結び」という独特な結び方をします。オープンキャンパスが終わってからもなお数日間、「鎌女結びってアレどーなってる」と、ユズと盛り上がったものでしたが。ユズも女の子なので、鎌女結びとカワイイセーラー、優秀なお姉さんたちときれいな校舎、いたく乙女心が刺激された模様です。

3.湘南白百合学園

<良かったところ>

① 部活体験。この学校は私は仕事で訪問できずで、夫とユズが行ったのですが、基本ぶあいそなユズが、帰宅するなり「演劇部の講演、面白かった!これこれ、こういう話でね…」と語りだしてびっくり。そういうことする子じゃないのに。よほど楽しかったんだね。

② 「本物」と触れられる環境 … 湘南白百合の英語の取り出しクラスのEクラスって、むっちゃ優秀で、準1級か1級を持ってないと入れないレベルとのことです。また、東大合格者も出ているので、そういう優秀な子と共に学べる環境。

③ ミッション校 … 私は、無宗教の学校にも魅力を感じますが、ミッション系の学校も素晴らしいと思います。ひととして生きていくための、ひとつの心の根幹として宗教を持てること。心の拠り所を得られること。西洋文化の一つの大きな柱であるキリスト教を知ることで、西洋理解の一端となること。どれも、とても大切なことです。

④ 外とのつながり … 白百合系の学校、海外の同じ修道会の学校との交流があるのがいいです。

4.清泉女学院

<良かったところ>

① 校舎 … 緑豊かな大船の地で、バスに揺られて辿り着いたのは、レンガ造りの小さなお城のような学校。学校の真ん中には、清泉の名の通りの清らかな泉があります。乙女ユズは、いろいろ行った中でも、この校舎がトップで気に入ったようです。

② 制服 … この学校の盛夏服の可愛さは、女の子なら高確率で胸を撃ち抜かれます。ユズもやられました。

③ ミッション校 … 前述のとおり。

④ リアル友人 … この学校出身のリアル友人がいますが良い子です。若干高慢ちきだけど。

5.横浜雙葉

<良かったところ>

校風。横浜雙葉は、「なれたかもしれないもう一人の私」の学校です。

というのは、私自身はなんの疑問も持たずに、親の「女の子だから私立文系に行け」に従い、偏差値で輪切りにされて地方進学校の県立高校 → 早慶 に進学しました。その後の人生には心から満足しており、親のおかげだと思いますが、それでも時折、強制されてやる勉強ではなく、自分が本当に好きなこと…演劇や物書き…を追求して生きていたら、私はどうなっていたんだろう?と思うのです。ないものねだりってわかってますが。

そんな中で、作家の三浦しをんさんが、横浜雙葉出身であることを知りました。私は、三浦しをんさんの作品が好きです。かつ、三浦しをんさんは大学が同窓で、在学期間もかぶっています。私も、横浜雙葉に行っていたら、彼女になれたんじゃないか。つい夢想してしまうのです。

そんな親のドリームに娘を突き合わせる気は毛頭ないんですけど、ただ、横浜雙葉のあのなんとも言えない、穏やかな時間が流れるなかで娘が6年間を送ることで、なんかの化学反応が起きるんじゃないかな、なんてことを夢想してしまうのもまた事実なのです。

<懸念事項>

これは、横雙のみならず、前述すべての女子校に言えることですが、「行事・部活の規模がこじんまり」ということです。共学の雑多なわちゃわちゃ感がないというか。

これには異論あるかと思います。例えば清泉の合唱部など、神奈川県を代表するような活躍をしている部活を擁する学校も多いからです。でも、そういう学校の看板みたいな花形部活にビタ一興味のない、うちのユズみたいな娘はどうなるのか?

横雙で色んな部活のパフォーマンスを見ました。音楽部(ミュージカル部)とか、とても素晴らしいし私が入りたいんだけど…。ユズはまったりイラストとか描いてたい子なんです。興味なしでしょう。

女子校のほとんどは、文化祭でクラス単位の出し物はなく、部活で発表を行うとのこと。聖歌隊もミュージカルも、繰り返しますが私が入りたい!しかしユズはやらないだろう。そういう子は文化祭はどのように過ごすのか?単なる印象なのかもしれないですけど、やっぱり女子校は、部活、行事がこじんまりしているような。

でもそれって、たんなる偏見かもしれないですよねー。それを覆すためにも、もうすぐ始まる文化祭シーズン、クリック合戦に打ち勝ち、行ってこようと思います!

 

てなわけで、共学編に続きます。