笑えるプチ事件と、日能研面談。
こんにちは。台風からの、すっかり肌寒くなり、「暑さ寒さも彼岸まで」とは、昔の人は良く言ったもんだなあ、と思います。
さて、日能研での最近の面談と、我が家のちょっとした事件の話です。
まずは我が家の事件から。
我が家では、毎週日曜日、
長女せとかは、神奈川県立の志望校の「〇〇校特訓」に。
次女ユズは、おなじみ日能研の「日特」 に毎週行っています。
それぞれ、いつも自分が通ってる塾の自校舎ではなく、電車に乗って、ちょっと離れた大きな塾の別校舎に行っています(せとかとユズは別々の駅)。
で、その、せとかの「〇〇校特訓」の初日のできごと。
せとかは中3なので、初めて行く校舎だけど、自分で行っていただきましょ、と送迎してないのです。
で、ひとりで行ったせとか。案の定、迷う。
「〇〇校特訓」をやってる校舎はどこだ?と駅前をうろついていると、親切そうなオバチャンが声をかけてくれたそうです。「あなた、『ホニャホニャ~(聞き取れず)特訓』に来たの?」と。
で、せとかは「ホニャホニャ~」のところはよく聞き取れなかったけど、オバチャンはたしかに「~特訓」とは言ってたから、「〇〇校特訓」のことだろ、と思い「ハイ」と返事をしたそうです。
そしたらオバチャンは「そうよね~それならこっちよ」と、せとかを案内してくれた。
はい、もうオチはおわかりですね。
オバチャンが案内してくれたのは、「日能研△△校」
日 特 参加者と間違えられてるよ、中3!
まあ確かに、せとかはちっちゃいんですけどね。教材がいっぱい入った大きなリュックを背負った(中3にしては)小さな子を見て、オバチャン(と言っても私と同年代くらいだろうが)のけなげフィルターも相まって親切心発動してくれたんですかね。ありがとうオバチャン。しかし何者だったんだろう。日能研の職員か?
そんなほのぼの話と一転して、なかなかにしょっぱい日能研面談の話です。
先日、次女ユズの日能研での併願校を決める面談に行ってきました。
いろいろ話しましたが、ざっくり書くと、
1.2月1日のN50ちょっとの学校は現状ではまず受からない。2月1日は、N40代後半の別の学校で行きましょう。
2.併願スケジュールにたくさんの学校を入れすぎ。中学受験は、志望度が高い学校を、日程の許す限り何回も受けていくのが基本です。
とのこと。
1について。
最近、ユズの偏差値は低空飛行を続けており、平均偏差値は50を切ってしまっています。
ユズの許可なくユズの(低い)成績をブログに掲載するのは人権侵害だな、と思って最近は成績をブログに乗せてないですが。
まあ、低い偏差値をブログに掲載しないのは、親である私の見得の方が大きいかな。
それはともかく、まあとにかく現状では、偏差値50ちょいでも高望みすぎるという事実。まあ、覚悟はしていたとは言え、きついことでした。
2について。
「併願スケジュールにたくさんの学校を入れすぎ」これはその通り。
よしんば神がかって全部受かっても、1校にしか行けないわけだし。そう思って、漠然と考えてた学校は併願日程からけずり、文化祭予約も取り消しました。
さよなら、ふんわりとしか考えてなかったA校やらB校。でも、こんなクソ厳しい現実の前では、リソースをふんわり校に割いてる場合じゃないよね。
私が考えたこと。
「自分の子が、思ったほど伸びなかった」というのは、なかなか受け止めるのが厳しい現実ではあります。
でも、思うのです。「(中学受験に間に合わなくとも)いつかは伸びるさ」と。
ユズがいつか輝くことは、私がよく知っている。
そして、たとえ輝かなかったとしても、ユズはユズで、私の大切な子だ。
せとかの例を挙げますと、せとかだって小6時点の塾面談では、「志望校、高望みしすぎ。受かりっこない」と言われてたわけです。
で、実際不合格で、取れた合格は、N40ちょいの適性検査で受検できる学校のみ。
それが今では、(高受偏差値は中受偏差値よりレベルはー10は低いですが)偏差値70オーバーの高校の特訓の受講資格を得るまでになっている。小6と間違えられてるけどね。
その例を目の当たりにしているので、まあ比較的落ち着いてはいるわけです。
ユズも、中受には間に合わなくとも、いつかは伸びてくるんだから、今は中受で、中高一貫で、落ち着いて勉強やそれ以外にも集中できる環境を整えてあげるのがいいんではないか。
また、たとえ「いつかは伸びて」こなかったとしても、ユズはユズ。私の大切な子です。
2月の勝者にも「開成に受からなくっても、順は順」という名セリフがあります。
(「〇〇校の子じゃない晶はいらない」との対比でしょうか)
昔見た、映画のロードオブザリングズのメイキング映像で印象的だったんですけど、映画の中で、失意の中で死んでいく登場人物と、未来への希望を持ちつつ死んでいく登場人物がいて、その2人の違いを、俳優だか監督だかが尋ねられた時、
”The steward of Gondor didn't value his son, but the king of Rohan values his nephew."と言っていました。
英語ですみません。valueという直截な言い方がすごく腑に落ちたので。
ようは、持ってるものが同じでも、それを価値あるものと思うか、そうでないかで明暗が分かれたってことですかね。
そういう意味で、ユズが進学する学校を、いい学校だね、楽しみだね、この学校ならあなたは伸びるよと、価値あるものだとしてあげるのは、親にしかできないことなんだなあ、と思うのです。
しかし。
と言うように、受験後のような述懐をしみじみ綴ってきましたが、まだ私諦めてませんから。
「2月の勝者」のくろっきーが言った、「偏差値が伸びるときは(グラフ上で)線状に伸びません。急激に伸びます」って信じてますから。
なんなら、りいさ母みたいに、
「うちの子、後のびするんで。まだ本気出してないだけなんで」って思ってますから。
こんごもユズと頑張ります!
以上!